ロイヤル・アカデミー 音楽白熱教室 第4回「主張する音楽~ショパン〜」

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この番組のまとめ

世界トップクラスの音楽家である教授たちから技術だけではなく 芸術性を学び優れた音楽家として成長させるのがアカデミーの使命です。 第4回はショパンのマズルカを紹介します。 まず マズルカに見られるポーランドの文化とショパンの愛国心そして それが見かけより複雑な問題である事を語ります。 そう ショパンはすばらしい即興演奏者でした。 ショパンの父親はフランスからの移民でしたがポーランドを 大変愛しており子供たちに ポーランド語しか使わせませんでした。

「ショパンは唯一の政治的ピアニストでした。 」ショパンのマズルカの意味を限定しすぎているように感じます。 もちろんショパンは古典派を学んでモーツァルトやバッハの音楽で訓練を受けていました。 ショパンは 同世代のリストと違い大きな会場や 大勢の観客の前での演奏を嫌いました。 ショパンは サロンで 少数の人々の前で演奏する事を好み私は ショパンが生涯 たったの30回しか公の場で演奏しなかったと知った時 ショックを受けました。

ショパンは感傷的な作曲家ではありません。 ショパンは たくましくて短気な作曲家だと思います。 ショパンが このマズルカを生徒たちに教えた時の記録があります。 だから私は ショパンのマズルカはピアノ作曲という観点から言えば革命的と思うのです。 私は ショパンのマズルカはポエム 詩だと思います。 1830年以後 ポーランドはものすごく抑圧されていたというわけでもありませんでしたがショパンのように 才能と能力があり中産階級の出の多くの人々はポーランドを出られるうちに出たわけです。