作家 司馬太郎は自身の戦争体験からなぜ日本は破滅の道に進んだのかと死の直前まで書き続けたエッセー「この国のかたち」から司馬の 昭和に対する洞察と今を生きる私たちへのメッセージを読み解きます。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 司馬太郎スペシャル第4回ですが今回 毎回違う本を読んでまして前回は「『明治』という国家」。 最近あんまり連絡を取ってなかった司馬太郎好きの友達と連絡を取る事にしました。 司馬は 「この国のかたち」で不幸な戦争の原因となった明治後期から昭和前期を「鬼胎の時代」と定義します。
その背景にはナショナリズムというものがあると。 一方 ナショナリズムまあ これ国家主義ですよね。 ただ日本がいいんだと周りの国のは良くないんだという考えのナショナリズムとは一線を画して 考えてただろうと思うんですよね。 そのナショナリズムが暴走して日比谷焼き討ち事件というのが起こるんです。 ナショナリズムは しかしね すごく大きなエネルギーになるんですよ。 もう 本当にナショナリズムだけで好き勝手な事をやり始めるわけですね。
国を良くするために軍備を整えるはずが何か 戦うための軍隊になって戦うのも 戦って死ぬために戦い始めたりとかもう どんどん違う方へ行く姿をやっぱり 司馬さんは見て…彼は 一番 最晩年になってメッセージを残して自分が考える日本人にとって一番大事な事をやっぱり 特に若い子供たちに語ろうとしたんだと思うんですよね。