ロイヤル・アカデミー 音楽白熱教室 第5回「若き作曲家と現代」

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この番組のまとめ

♪~世界に名だたる音楽家を輩出してきました。 指揮者 サイモン・ラトル作曲家 マイケル・ナイマン。 世界トップクラスの音楽家である教授たちから技術だけではなく 芸術性を学び優れた音楽家として成長させるのがアカデミーの使命です。 作曲家 指揮者としても活躍する多才な音楽家です。 これまでは 歴史上の作曲家を見てきましたが第5回は 現代社会における音楽の在り方。 今までの講義で歴史的な人物たちが作曲家 兼 演奏家として聴衆の前に出ていき自分で演奏しなければならなかった事。

先ほど 十代の時に クラシック音楽とは違う種類の音楽から音楽に親しむようになったと伺いましたがその経験は今 作っている音楽にどのような影響を与えていますか?もし 影響を与えていなかったとしたら訂正してもらっても結構なんですが…。 ギターは 僕が最もよく演奏する楽器で僕は フラメンコとクラシック音楽にとても興味がありました。 フラメンコ音楽の独特なタッピングに興味がありこれは クラシック・ギターには存在しないものです。

その伝統は 自分が音楽について考える上で何らかの影響をあなたに与えましたか?ただ私は… 「夕べの祈り」に参加する事で音楽が ただの贅沢や娯楽ではない事を知りました。 何週間か前にバッハの講義で話した事ですがコミュニティーに所属する 居場所があるという意識は音楽に深く反映されます。 学校には 吹奏楽と弦楽の2つのオーケストラと弦楽四重奏団がありこれ以上 望めないほどのすばらしい先生が音楽の主任でした。 オーケストラ用に編曲した作品が優秀な音楽家たちによって演奏されるというのはとても興奮するものです。

作曲家が 同時代の問題と向き合っているのは明らかです。 あるいは それは美的価値や 芸術的効果に付随しているだけの言ってみれば 取るに足らない事柄なのでしょうか?明白な政治的発言を直接表現するには音楽は 効果的な手段ではないかもしれません。 ダレットは 才能豊かなチェリストでおまけに 私たちはプログレッシブ・ロックが好きという共通点がありました。 曲目? それとも座っている位置のおかげですか?偉大な作曲家でビオラ奏者だったという人は?たくさんいますよ。

私は さまざまな文化のさまざまなサウンドを聴いてきましたが例えば パノラマ・ジャズ・バンドというニューオリンズのアンサンブルは私の記憶の中の音楽を表現したものです。 実は 皆さんを「音楽家」ではなく「作曲家」と呼ぶ事で抗議されるかと思っていました。 ルーベンス 作曲家と呼ぶ事はこれは あなたを枠に押し込める事ではないですか?僕たちは 作曲家という言葉を当たり前のように使っていますが楽譜は 何かを解釈するためのフィルターだという事です。