100分de名著 司馬遼太郎SP 第3回「“明治”という名の理想」

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この番組のまとめ

「100分de名著」 司会の…さあ 司馬太郎スペシャル第3回ですが前回は 激動の時代に新政府軍を勝利に導いて明治の陸軍の基礎を作ったという大村益次郎を見ていきましたけど。 さて今回は いよいよ明治時代に入ってまいります。 明治維新というのは日本が 外国のものになっちゃうんじゃないかという危機意識ですね。 まず初めに明治維新が起こった背景危機意識と攘夷について見ていきたいと思います。 中村さん 今回は明治時代です。

このころ はやったのは…「尊王攘夷」の 「尊王」の方は?尊王思想というのは 天皇こそが古くから日本を支配していて本来将軍とか武士の政権というのは天皇から委任を受けて 政治を担当しているにすぎないというこういう思想ですね。 これは 国民とか 国民国家をつくんなきゃいけないとどんどん気付いていった人物の一人だと司馬さんは言ってますね。 国民国家って 平たく言うとどういう事ですか?日本人であるだけで 自分の家族であるかのような一体感を持つ。 これが国民であり国民国家なんですよ。

つまり この明治国家をエンジンに例えてるんですけど配電盤というのは 何かといったら例えば 東京帝国大学とか国立の銀行を 初めて一行 つくってみるとか東京に一個 ショールームみたいなものを作るわけですよ。 司馬は 明治時代を目先の利益に走るのではなく私を捨て 公共のために徹する世のため人のための リアリズムの時代だと言っているのです。 別に 八百屋さんがいけないと言ってるわけではなくて単位の問題でね個人の利益単位で頑張ろうというような こういう世のため人のため リアリズム。