「積小為大」の知恵果たして その行方は?続いて 青年・金次郎のミッションは雇い主の赤字まみれの財政を再建する事。 今ちょうど 二宮金次郎について話していましてまさにきよし師匠のモットーでもあります「小さなことから コツコツと」を地でいく生き方をしたというふうに言われてます。 二宮金次郎 二宮尊徳というと本当 たくさんの知恵があると思うんですけれどもまずは キラリと光る少年時代から独り立ちするまでに生まれた知恵をですね 皆さんに味わって頂こうと思います。
伯父の家の仕事を終えたあと空いた時間は 金次郎の自由時間。 その油を 金次郎は 夜の読書の灯りに使うだけでなく…誰も見向きもしない洪水で荒れ地となった土地と村人が田の周りに捨てていた余った苗。 金次郎は その後も少しずつ 荒れ地を開墾。 そして 金次郎 24歳。 この時の思いを後に金次郎は こう述べています。 慢性的な赤字財政をほったらかして気付けばばく大な借金。 その返済計画を金次郎に頼んだのです。 ところが 金次郎はこの 偉い雇い主からの依頼を…。
まず過去の財政データをもとに収入の中から計画的に借金返済ができる金額とこれだけあれば家が運営できるという支出の目安を計算します。 あなたが意識を入れ替えてぜいたくな暮らしを支出額にあわせた倹約暮らしに切り替えれば無理のない借金返済だって大丈夫!大事な事は ちょっと厳しいですが必ず余剰金を作る事。 一方で 金次郎は使用人の意識改革も重視します。 金次郎は借金で困っている奉公人や農民たちを助けるためにお互いが援助するシステムも作りました。 奉公人・金太郎 五常講の仲間のもとに駆け込んできました。
二宮金次郎ですけれども 更に舞台を大きくしていきまして今度 手がけるのは地域そのものの再建なんです。 小田原藩 家老の家の財政立て直しに手腕を発揮した 金次郎。 文政4年 35歳の金次郎は小田原藩主 大久保忠真からある要請を受けました。 また 頑張っている人への表彰制度も「公平ではない」とねたみが生まれ金次郎のやり方への不満が噴き出します。 桜町領に戻る事になった 金次郎。 金次郎の指導の下農民たちは 再び 復興に向けて動きだしたのです。