日曜美術館「幻の光 救いの闇 カラヴァッジョ 世界初公開の傑作」

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この番組のまとめ

カラヴァッジョの絵は見る者をくぎづけにするすごみを持っています。 それが カラヴァッジョの生い立ちと切り離せないものである事が分かってきました。 当時 画家の故郷ではペストが猛威を振るい絶望を抱え 救いを求める人々とカラヴァッジョの闇。 北イタリアで育ち ミラノで修業をしたカラヴァッジョがローマにやって来たのは1590年代中頃。 20代半ばだった画家は ローマでは故郷の村の名前である「カラヴァッジョ」と名乗りました。 1600年 カトリックの聖なる年にカラヴァッジョは大胆な宗教画を発表。

光を自在に操り カラヴァッジョは闇の中に一瞬を浮き彫りにしました。 光と闇の絵によってローマ随一の画家になったカラヴァッジョ。 カラヴァッジョの研究者宮下規久朗さん。 しかも 十字架に代表されるような犠牲を払わなければいけない…というようなカラヴァッジョの歩んでいるいばらの道というかそういうものが示されてるような気もいたしますね。

この絵はカラヴァッジョが殺人を犯した直後マグダラのマリアと ほぼ同じ時期に描かれた作品です。 カラヴァッジョの故郷北イタリア ロンバルディア地方のカラヴァッジョ村です。 カラヴァッジョ村の教会。 少年時代カラヴァッジョが故郷で見た祈りの姿。 そこは きっと カラヴァッジョにとって特別なものではなくてほんとに身近な当たり前のものなんだなという…。 更に 純潔の聖女 ウルスラが殉教する光景ではどんどん深まる カラヴァッジョの闇。