日本の話芸 桂米助 落語「阿武松」

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この番組のまとめ

で まぁ安倍総理大臣がですねこれ 96代の総理大臣なんだそうですね。 もう 伊藤博文から数えて96代の総理大臣。 片や 明治時代から数えて96代の総理大臣。 ですからいかに 誰でも 総理大臣は簡単に なれるって事が分かる訳でございますが。 京橋の観世新道に武隈文右衛門という親方がおりまして。 まぁ 台所を監督するのは親方夫人親方のかみさんでございますから「近頃 大層米が 激しく なくなるがこれは 弟子のうちの誰かが米を売っ払って 金に換えそれで 酒でも飲んでいるんじゃないか?」。

な~に?今度 入った 小車って新弟子。 ええ?昔から 無芸大食と言ってわしが礼儀として やるんだ。 板橋から 志村戸田川の渡し。 それが ヨレヨレの着物を着て汚え草鞋を つっかけてヒョッコリ 帰ってきて…。 そうだ 今 通ってきた板橋には宿屋が たくさん あるから今夜 そこへ泊まって1分だけ 飯 食おう。 そうすりゃ体に 重みがつくし明日 飛び込んだ時にも深く沈めるし橘屋善兵衛という結構な旅籠へ。

アア~ッそういう お客さんだったらねお菜が足りないだろうから梅干し 塩辛 お茶漬けの素お客さんは 大層御飯を召し上がるそうで。 「ウギャ~ ウギャ〜 ウギャ〜ッウギャ〜ッ」。 「あのね兵庫県議の野々村議員じゃないんですから」。 『大きな杓文字を持って首相官邸の安倍総理大臣の晩御飯を見れ』これは できないよ」。 実は 俺ぁ能登の生まれの者で子供の時分から大飯喰らいでだったら 江戸へ出て相撲取りになれ。 『さりとて 狭いご料簡死んで 花実が咲くかいな』ってな~? 唄の文句にもある。

五斗俵を 4俵ずつ仕送りをしようじゃないか。 どうだい? 五斗俵を4俵で」。 五斗俵と申しますと 現在は もう四斗で1俵でありますが当時は 五斗で1俵という事もあったんだそうでございましてまぁ どっちにしましても1俵 60キロから70キロ。 「どうだい? 五斗俵 4俵で」。 それ 本当かねえ?五斗俵が 4俵ありゃ足りるかな?」。 いや 私の知ってんのはね根津の七軒町に錣山喜平次という。 翌日 カラス カア~で夜が明けますってぇと「善は急げ」というばかりに 根津の七軒町に行こうという訳でして。

相撲道が明けて代々の横綱の碑が… 今もってその六代目の横綱を張るという阿武松緑之助が敷居越しにチョコンと控えておりました。 麹町一丁目報恩寺の 相撲の番付で初めて名前が載っておりまして序の口4枚目で 小緑常吉。 翌13年2月 芝西の久保八幡様の相撲の番付では序の二段目 裾から数えて24枚目に躍進しておりましてその間が わずか百日も経たないというのに番付を 六十何枚上げたというのは古今に 珍しい出世。 そして 文政5年蔵前八幡様の大相撲では念願の初入幕を果たす。