この2つの地震っていうのは何か関係があるんでしょうか?この地域にはですね日奈久断層帯と布田川断層帯っていう2つの活断層帯が走っているんです。 その地震の影響を受けて隣接する布田川断層帯のほうがずれ動いて、2回目の震度7の地震が発生したと研究者は考えています。 やはり地震発生直後でないと得られない情報というのもいろいろあるということとあとは二次被害を防いだりそして復旧に役立てるという意味もあって、多くの研究者が早い段階から調査に入っています。
今回ですね、最初の震度7の地震の直後に、この高速道路今、赤く変わりましたけれども通行止めになりました。 これは跨道橋と呼ばれる高速道路の上に架かっている橋がそして、もう一つがこちらなんですけれども。 これは、最初の地震が発生する前の状態なんですけれどもピンクで今、示してあるのが九州自動車道です。 高速道路を中心に物流がスムーズに流れているのが分かりますね。 高速道路が通れなくなったっていうことですか。 混乱を招く大きな原因となった高速道路の陥没。
土砂崩れによるものです。 この南阿蘇村周辺で起こった大規模な土砂崩れがここではですね幅200mにわたって斜面が崩壊しました。 ここは国道が通っていて阿蘇大橋と呼ばれる橋が架かっていたんです。 本当に大変な土砂崩れだったんですね。 阿蘇大橋の土砂崩れの現場。 長年、土砂災害の調査に携わってきた北園さんもこれほどの規模の土砂崩れは初めて見たといいます。 表土が滑り落ちる形の土砂崩れが起きやすいのです。 しかし、阿蘇大橋の現場を観察した北園さん。