宮本武蔵が 渾身の力で著した「五輪書」。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 伊集院さん「五輪書」 第1回では「地の巻」を取り上げまして武士の道兵法を学んだわけですがどんな印象をお持ちになりました?僕の中で宮本武蔵という人は何だろう…剣だけの人 剣一筋の人のイメージだったんですけどすごくマルチな才能があってしかも いろんなものを柔軟な視点で見ててしかも逆説的に その全てがまたこう 剣に集約してるみたいな。
例えば 僕ら素人は剣が こうやって動いてきたら太刀が動いてきたらこの一番主要な部分を目で こうやって追うと思うんですけど そうじゃないと。 状況全体を見る大きな目も必要だし自分自身が やろうとしてる事柄というのにもやっぱり 焦点を当ててやらないといけない。 太刀遣いの原理と稽古法です。 そういうのが全部いって極意までいって免許皆伝という形なんですが武蔵は 初めから五本なんですよ。 一番 太刀筋の自然で素早い振り方を知れという形を言います。
拍子とは すなわちリズムやタイミングの事だ。 相手のリズムをつかんでそれとは違うリズム。 相手のリズムの逆をとれば 勝てる。 まだ 打つ用意ができていない相手に対しては 素早く打つ。 60戦無敗は いわゆる竹刀での60戦無敗じゃないですもんね。 殺し合いでの 真剣の殺し合いでの60戦無敗ですもんね。 そういう 何でしょう 相手との駆け引きとか 間というのって何か スポーツ界に愛読者が多いというのも分かるような気がしますね。