♪～「ＮＨＫ俳句」司会の岸本葉子です。 特に日常の中でもパッと思い浮かぶのが「咳をしても一人」という尾崎放哉の句なんですけれども静けさであるとか孤独さであるとかある種の風景を歌ったものが好きですね。 芭蕉にも 例えば「古池や 蛙飛びこむ水の音」という有名な句 ありますけれどもこういったある空間の音を切り抜いてその静寂を再生できるようなそうしたような句というのはすてきだなというふうに感じますね。 そして 今日兼題が「薫風」ですけれども先ほど 堀本さん冒頭の句 ありましたね。
例えば 病気…心の病気だったりするのかそれとも 立場…たまたま 異動しなかったのか受験に失敗してその先に行けなかったのか分からないけれどもあえて立ち止まってるっていうような心情がよく見えてくる句ですよね。 登山用語でお互いの体を ザイルで つなぐ事。 何かねベテランの登山者っていうかちょっと余裕あるんですよね。
それではここから 本日の特選句を荻上さんと私で予想していきたいと思います。 こちらの九句 入選句荻上さんでは 一番 気になる句どんなでしょう？何番でしょう？やっぱり ９番の「リフレイン」「渋谷」というワードが入った こちら。 僕 個人的にも 渋谷という街にはなじみがありますしこのＮＨＫも 渋谷に建っていたりもするんですけど荻上さん。 でも やっぱり 例えばですね「一才と遊ぶ百才 風薫る」でもそうですしまた「薫風や 親子互角の腕相撲」など家族とか そうした人間関係を「薫風」という言葉で伝える。
おっ！ こちらは…？これはラジオのスタジオなんですけれども私は 毎晩ラジオで パーソナリティーをしていましてニュースなど いろいろと報道したりもしているんですがそのラジオ番組が終わった瞬間の誰もいなくなった静かなスタジオを撮影しました。