サイエンスZERO「iPS細胞10年 夢の医療はここまで来た」

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この番組のまとめ

この病気は ジストロフィンというたんぱく質が作れなくてですねジストロフィンは筋肉の筋線維と その膜をこう くっつけているようなたんぱく質でそれがない事で日常生活程度の運動でもですね筋肉が壊れてしまうと。 せっかくですね 患者さんからiPS細胞を作ってそこから筋肉を作ってもですねやっぱり同じようにジストロフィンがない事で壊れていってしまうというふうに考えられています。 筋ジストロフィーの患者の細胞から作ったiPS細胞にクリスパー・キャスというたんぱく質を入れ込みます。

今このiPS細胞とゲノム編集をですね一緒にして治療研究に役立てるというのはいろんなところで進んでいるんです。 山中さんが最も力を入れるiPS細胞ストックのプロジェクトです。 それにしてもiPS細胞ストックとあと特別な細胞というのはどういう事ですか?簡単に言うと…そんなのがあるんですか。 細胞にはですね HLAと呼ばれるものがありまして…Aという遺伝子座はお父さんから赤色お母さんから緑色の遺伝子を受け継いでいると。

このストックを使うとお金と時間の問題解決されるんですか?もちろん お金と時間が大幅に削減されるというのは大事なんですが…あらかじめ安全性を確認してこの細胞はがんにはなりませんと。 iPS細胞の特性を考えるとむしろ創薬に期待するという声も大きいんですよね。 このiPS細胞を使った創薬。 こういう難病にこそ力を発揮するのがiPS細胞の技術です。 思い出して下さい!患者の細胞からiPS細胞を作ると病気を起こす遺伝子が引き継がれるんでしたよね。 このiPS細胞を使った創薬の特徴になります。