100分de名著 宮本武蔵“五輪書”第4回▽己が道に徹して、自在に生きよ!

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この番組のまとめ

そうすると もちろん他の流派というものは どうなのかと武蔵 ちゃんと研究してますしそういうのはいいところ 悪いところをちゃんと示してるというところです。 長い太刀の流派だな。 わが流派では太刀は長くなければという偏った心を嫌うのである。 第2夜の時にも教わりましたけれどもいや 何と言うんですかね僕らは その流派はこの奥義があるからすごいんだと思っちゃうし何か そこでしか教えてくれない必殺技や形 コツがあるからこそその流派が すごいんだと思い込みがちだけどまあ 否定ですね。

でも我々は どうしても 究極奥義免許皆伝みたいなものに憧れてしまうんですけどもそれは違うんだよと。 やっぱりマニュアルとかに頼り過ぎちゃいけないんだなっていう。 やっぱり マニュアルというのは…今 マニュアル社会になってますけどマニュアルってあくまで一つの手段ですよね。 「空」といったらやっぱり 仏教でいう「色即是空」とか「空即是色」とかっていう仏教の 非常に深遠な哲学みたいな事を つい思いがちなんですが武蔵は全く そういうのとは別ですね。

その 「ある所」というのは実は 今までの巻で「地の巻」 「水の巻」 「火の巻」「風の巻」って具体的に言ってきた鍛練の方法ですよね。 大体我々 飛行機に乗っちゃってそしたらいろいろ雲がありますけどその上に行ったら必ず晴れてるんですよね。 これからも日々鍛練し 正しい道を歩み続けるための心得を最後に 武蔵先生は書いて下さったんだ…。