モーガン・フリーマン 時空を超えて・選「人間にとって“神”とは何か?」

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この番組のまとめ

最新の研究によれば神への手がかりは 天ではなく私は子供の頃 ある身近な人の死を経験しました。 心理学者のジェシー・ベアリングは子供が神を信じ始めるきっかけに関心を持っています。 ベアリングは 幼い子供には超自然的な存在を信じやすい一面があるのではと考えました。 そこで 6歳から7歳の子供たちを集めてある心理学の実験を行いました。 次にベアリングは 別のグループの子供たちで 同じ実験を行います。 数百人の子供にこの実験を行った結果子供は 明らかにルール違反をしなくなる事が判明しました。

科学では説明できない超自然現象なのでしょうか?神経科学者のオラフ・ブランケは体外離脱の現象を 科学的に解明しようとしています。 ある患者の脳に 電極をつなぎ微量の電流を流したところ電流が刺激したのは側頭部と頭頂部のつなぎ目TPJという部位でした。 自分がいると感じる場所が実際の体から ずれる事が「体外離脱」のもとなのかもしれません。 ブランケは TPJを混乱させる刺激を送り続ければ誰の脳にも「体外離脱」のような感覚が引き起こされると予想しています。

テキサス大学の心理学者ジェニファー・ウィットソン。 ウィットソンは 今では その理由が人の脳の ある傾向に基づくと気付いています。 ウィットソンは 同じ現象がなぜ 人によって異なる意味を持つのかを実験によって探りました。 この実験結果は人が動揺した時に物事の意味を知りたがる傾向を示しています。 翻弄される人間は人生の意味を求め宗教に よりどころとなる物語を見いだすのです。

では チンパンジーは 他者の頭の中にある 見えないものしかし 相手が実際に自分を見ているかどうかまで判断しているのでしょうか。 一方 チンパンジーは いくつになっても抽象的な概念には到達しません。 地球上には チンパンジーをはじめ何百万もの種類の生物が存在します。 ベアリングによれば神を信じるには 「心の理論」つまり 他者の考えをくみ取る能力が必要です。 「自分が正しい箱を探している事」を「プリンセス・アリスが知っている」と推測できるからこそメッセージを受け取れるのです。