もちろん 武蔵の当時は いろんな流派というのが競い合ってますね。 そうすると もちろん他の流派というものは どうなのかと武蔵 ちゃんと研究してますしそういうのはいいところ 悪いところをちゃんと示してるというところです。 それから「太刀の構え」に こだわったりやたらと たくさん「稽古の形」がある流派もある。 中学校の時に”How many books do you have?”しゃべれるかというと全然ならないみたいな。
やっぱりマニュアルとかに頼り過ぎちゃいけないんだなっていう。 やっぱり マニュアルというのは…今 マニュアル社会になってますけどマニュアルってあくまで一つの手段ですよね。 「空」といったらやっぱり 仏教でいう「色即是空」とか「空即是色」とかっていう仏教の 非常に深遠な哲学みたいな事を つい思いがちなんですが武蔵は全く そういうのとは別ですね。 武蔵は むしろ 武士としてどう生きるのかという武蔵先生の「五輪書」もいよいよ最後の「空の巻」だ。
よくこう アスリートや…例えば プロ野球選手がもう 練習に練習を重ねてもともと一流なのに超一流になろうとして練習に練習を重ねてもちろん その間に迷いスランプがあったりとか 逆にいろいろ知りすぎたせいで一度 こう 自分のフォームが崩れちゃったりとかいろんな事を経て 急に もう理屈なんか ないんだけれどもある人は「ボールが止まって見える」と言ったりとかそういう形で…まだ しゃべらない子が何を欲してるか分かる瞬間が来たりするんだと思うんです。