これまで武蔵のイメージとはちょっと違った姿が分かってきたところですがいかがですか?私はですね 前回終わってからこの「五輪書」は僕 ラジオの生放送やってるんですけど生放送のインタビューの極意が書いてある本だって事に気付きまして ラジオ局に1冊置く事にしました。 これまで武蔵先生の教えを学んできたが先生は 他の流派の事はどう考えておられたのだろう?「風の巻」は 他流の事について書かれている。
ふ~ん… 僕は もともと落語をやったので師匠に落語 教わるんですけども兄弟子と僕は二人弟子だったんですけど教え方やアプローチ全然 違うんですよ。 でも我々は どうしても 究極奥義免許皆伝みたいなものに憧れてしまうんですけどもそれは違うんだよと。 「色即是空」とか「空即是色」とかっていう仏教の 非常に深遠な哲学みたいな事を つい思いがちなんですが武蔵は全く そういうのとは別ですね。
この「道理」というのは多分 何事にしてもやはり 最も自然で 合理的なやり方ってあるんですよね。