…で その左手をちょっと パクパクさせてみて。 パクパク?うん。 東京タワーに見えたり蛇に見えたり何か想像するものが変わってくるね。 その線を見て東京タワーとか蛇を連想する事ができる。 線は 少ない情報量やからこそ想像力が かきたてられていろんなものを表現できんねん。 カフカちゃん さっき やったあや取りみたいに線は 人の想像力をかきたてるっていうのは気付いた?そうね。 「カチコチに凍ったリンゴ」。
国宝「鳥獣人物戯画」は全4巻から成る絵巻物です。 その甲巻では擬人化された動物たちを線の太さや かすれ濃淡を生かして表現。 この「鳥獣人物戯画」っていうのは漫画のルーツともいわれていて。 現代の漫画表現にも生かされてんねんで。 この右側の絵のように動きを表す表現として現代の漫画にも生かされてる。 昔からある線の表現方法が現代の漫画まで つながってるってのは 興味深いね。 これは 「秋冬山水図」っていうんですけどもこの中で一番目立つのは どれですか?このライン。
そして線の表現を より際立たせ躍動感 空気感を追求する線のスペシャリストです。 …でそれをですね 今日 ラインアートと。 今日は カフカさんに そのラインアートを1回 挑戦して頂こうというふうに思ってます。 秩序だけだとデザインとかテキスタイルになる。 そうでしょ? テキスタイルって同じ文様繰り返したりするじゃない。 ところが ラインアートっていうのはつまり両方とが同居する事なのよ。