ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅲ 90’sリミックス#2コトバノパラレルワールド

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この番組のまとめ

いざ 90年代へ!不条理ギャグマンガが大人気!「J文学」って何だか知っていますか?文章 書いているって意識はかなり希薄ですね。 サブカルチャー論の講義は学生にも大人気。 これは なかなか衝撃的な台本ですね!受講生はサブカルを こよなく愛するジャニーズ…去年「紅白歌合戦」にも出場。 時を同じくして 他の雑誌でも「不条理ギャグマンガ」は定番化する。

でも それは面白い事でやっぱ みんな面白い言葉 いっぱい使いたいなというようなところを言語感覚が絶対 広がったと思うので。 90年代 日本は 新しい言葉の感覚に飢えていたのか?はい。 ゆるキャラっていう… その言葉すら何か 私的にはすごい 現代の言葉なのかなと思ってたんですけどまさに こういう時代から来てるのかなと思いましたね。 このころ 日記のチェックにのめり込む人を指す「日記廃人」という言葉も生まれた。 彼らの世界の言葉で最も有名なのが…画面上の閉じた世界ではどんな言葉が生まれ 育つのか予測不可能。

で これコンピューターで書くっていう事はどういう事かっていうのを考えた時にこの「ライティング スペース」っていう本が僕にとってはすごく役に立ったんですね。 「堕落論」で知られる戦後を代表する無頼派作家坂口安吾。 そう!坂口安吾に コンピューターを渡したら大変な事になります。 我々の意識というのは ノンリニアいろんな事 思いつくじゃない?あっち行ったりこっち行ったりするのを頭から… でも整理していかなきゃいけないって考えていくとこれ 疲れるよね。

「インディヴィジュアル・プロジェクション」のヒットに続き CDジャケットのような音楽の盛り上がりのような方法を文学に導入したら今までと違った読者層に対しても訴えかける事ができるんじゃないかという事で。 90年代後半町田 康や 中原昌也など阿部和重と同時代の作家たちをカテゴライズしたムーブメントが起こる。

でね 阿部和重君の「インディヴィジュアル・プロジェクション」。 これ 演劇においては非常に重要な事で規律訓練に慣れるというか「そういう身体って どう?」って言いたくなるの 僕は。 演劇界もまた 90年代大きな変化の時を迎えていた。 宮沢章夫が 新たな演劇ユニットを旗揚げしたのも 90年代。 ファイト… お~!映画の撮影にあたっては平田が ももクロメンバーに実際に演技のワークショップを何度も行いその空気感のまま 撮影に入るという 斬新な手法がとられた。

それは「現代口語演劇」と名付けられ観客は 日常を見せられているような感覚を覚える。 だから それはね現代口語演劇のために書いた「歯が痛い」はちょっと無理だろうって。 平田が 「現代口語演劇」を唱え始めた頃の作品 「ソウル市民」。