世界のニナガワが愛した２人の役者吉田鋼太郎と藤原竜也。 黙らんか！お前の身分と顔以外どこを愛せち言うとか！俳優 吉田鋼太郎 ５７歳。 ちょっと悪そうな大人の雰囲気も魅力の人気俳優です。 体が弱いなら心は しっかりさせなければと厳格なカトリック系の小学校に入れられた 鋼太郎。 毎日 パンが無くなるから「不思議だな 不思議だなおかしいな」って言ってるとマルセリーノの後をつけるとキリストのところにパン持ってってる。 魚捕り行って 田んぼ走って山で基地作ったりカブトムシ捕ったり自然に囲まれた場所でしたね。
もちろん サッカーに出会ってサッカー 一筋でしたしサッカー選手になりたかったし。 僕の青春時代 中学校の３年間。 当時 大ヒットした映画「小さな恋のメロディ」のエンディングテーマが初恋のＢＧＭです。 初恋も破れたし何かないかなという時見つけたのが舞台のオーディション。 何 モタモタしてるんだ！全員位置につけ！妥協を 一切許さない厳しさで役者を育て世界で活躍してきました。 デビュー作は アングラ演劇の帝王寺山修司の問題作「身毒丸」。
演劇と出会って蜷川さんと出会って本当に分からない世界にそのまま入ってきちゃったようなもん。 そしたら 「身毒丸」っていうおっきい作品が終わったあとに蜷川さんが じゃあ…娼婦め！娼婦！「唐版 滝の白糸」。 無垢な少年の成長物語をアングラ界の鬼才 唐十郎が猥雑 かつ詩的に描いた作品です。 あの １０万円あげます！芸は どうでした？すてきでしたよ！では お金をもらわなくちゃ！そして 蜷川が劇中でかけた この曲にこの曲に出会ってこれは まさに 僕の中で蜷川演劇だっていう事なのかもしれないですね。
もう それから蜷川幸雄 トラウマですよ。 トラウマだし…蜷川のもとから逃げ出した吉田。 ♪「空から降ってくるって言う」♪「倖せってやつが」♪「あたい タバコをやめないわ」役者への覚悟を決めた藤原にそれが目に見えてるものじゃなくてもっと 奥底から感じなければいけないっていうので全員帰したあとに 蜷川さん…「熱い！ 熱いです！先生 熱いです！」。 そして蜷川が与えた最大の試練は藤原にとって初めてのシェークスピア作品「ハムレット」。 舞台演劇を志す役者にとって最高峰の作品です。
あの…それまでも もちろん シェークスピアをやり続けてきたんだけど蜷川さんのカンパニーっていうのがプロダクションっていうのは大きいのでそこで やっぱり ひとつ目に物見せてやりたいっていう野心もあり。 喪服をまとった勝利の都よ！アンドロニカスは帰ってきた！シェークスピアの「タイタス・アンドロニカス」。 吉田鋼太郎じゃ客は呼べないよと。 ストラトフォード・アポン・エイボンっていうシェークスピアの聖地だよね。