モーガン・フリーマン 時空を超えて・選「“時間”は存在するのか?」

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この番組のまとめ

ニュートンは 宇宙は 神が作った巨大な時計のようなものでニュートンの時間の概念は 絶対的でさながらメトロノームのようなものです。 これは アインシュタインの「一般相対性理論」のアインシュタインの「相対的な時間」の方がニュートンの「絶対的な時間」より正しいと考える人が増えています。 2010年 2つのアルミニウムイオン時計を横に並べてアインシュタインの理論で宇宙を認識すれば「時間」は 一方方向に進む必要はありません。

私たちの時間認識は 生物学的状態および 心理学的状態によって時間の感覚が変わる事があります。 統合失調症は 基本的に時間認識の障害かもしれないと自分が何をしたのかも分からなくなります。 私たちの時間認識がいかに揺れ動くかを示すためイーグルマンは 時間認識を僅かにゆがめる実験を考え出しました。 人間の主観的な時間認識は伸び縮みする事が分かりました。 この研究者はアインシュタインの方程式を見直す事で時間は全く存在しないと結論づけました。

バーバーの 時間に対する見解はアインシュタインの相対性理論と量子力学の融合を図るために考え出されたホイーラー・ドウィット方程式に基づいています。 ホイーラー・ドウィット方程式には時間を表す 「t」の文字がありません。 バーバーの時間の考え方は物理学の世界では真剣に受け止められています。 時間が存在するかをめぐって物理学の世界では激しい対立が起きています。 ティム・モードリンは物理学が専門の科学哲学者です。

リー・スモーリンは 時間はビッグバンの前から存在し宇宙が終わったあとも続くと考えています。 物理現象の基本法則の一つである光の速度が変わるという事はフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡は宇宙のかなたで起こるエネルギーの放出ガンマ線バーストを観測します。 近い将来 フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡が捉えた ガンマ線バーストのデータから時間が存在する証拠が得られるかもしれません。 ある科学者は 時間が逆に進む反転した宇宙の存在が鍵を握ると考えます。

量子力学と 多元宇宙論は時間の謎に挑むための興味深い方法を提示してくれます。 時間にも 空間のように私たちには見えない複数の次元が存在するとしたらどうでしょうか。 ワインスタインの時間の考え方はひも理論から発展したものです。 2つの「時間の次元」にわたって存在していると考えます。 素粒子を表す場合 一般的に時間軸の どこにあるかを説明します。 時間の2つの次元を説明するには極めて難解な数学を用いる必要があるからです。 物理学者たちはさまざまな方法で宇宙を捉え時間の謎に迫ろうとしています。