今日の兼題は「夏帽子」ですが堀本さん 冒頭の句は…?そうですね。 夏帽子ってまあ 部屋に置いていてももちろん夏帽子なんですけども海に行って 海辺に行って潮風に吹かれて まみれると何か 完全な夏帽子になるような気がするんですよね。 完全なる夏帽子みたいな感じですよね。 それでは ここで「夏帽子」の本意について堀本さんにクイズを出して頂きましょう。 「夏帽子」を詠むポイントはふだん かぶってる日常の夏帽子からどのようにして 詩を見いだすかという事なんですよね。
…で 夏帽子そのものも形が 時限爆弾にも見えてくるっていう面白さもあるんですね。 僕 割と 夏帽子が飛んで自分が ハッと自分に気付いたというか改めて 生まれた感じがしたっていうふうにも読みましたけどね。 夏帽子をかぶると もちろん太陽を拒むんですけどもでも 外に出てる訳ですよね。 すごく大景を描いていて自分も 多分 夏帽子をかぶってるんだと思うんですよ。
5番の「夏帽子 去年の砂の こぼれ出づ」。 1番の「出番待つ トリオ手に手に 夏帽子」。 それから 8番の「夏帽子ビルの隙間へ 落ちる落ちる」。 4番藤田雅子さんの俳句です。 ちょっと 「夏帽子」に切れ字が ついてるのは感動が ちょっとずれる感じがするんでこういうふうにしてみたらどうでしょう?ちょっと曖昧なんで削ると。 以上 俳句作りの参考になさって下さい。 この「余白の時間」にまつわる俳句をゲストの米光さんと 実際に詠んでみたいと思います。
何か 「都電来る」だったのが逆に 「ゆく」という方向に行ってそして最後 「かな」でおさまったのがすごく 座りがよくなったように鑑賞者としては思いました。 私は「余白の時間」 このテーマに今日の兼題である「夏帽子」を含めて撮影してきました。 今日は 写真から俳句そして 推敲というプロセスを見てきましたけども米光さん いかがですか?写真から俳句を作るという…。 やっぱり何か 日々の生活の中にいろんな発見があるなというのが俳句やってると殊更 また 発見が見つけられるみたいなとこが楽しいですね。