NHK俳句 題「緑陰・木下闇(こしたやみ)」

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この番組のまとめ

そして 今日のゲストはイラストレーターの赤井稚佳さんです。 お住まいの京都ブックイラストレーションなど幅広いテーマで作品を発表されています。 このブックイラストレーションってどんなものなんでしょうか?普通 本を紹介する時には写真で紹介するんですけどそれを 絵で描いてるんです。 私のね 句集の表紙を描いてほしくてもう 赤井稚佳という人の絵を初めて見て絶対 この人に描いてほしいと思って…。 今日の兼題この「緑陰」と「木下闇」。 まず この 視覚 嗅覚 聴覚触覚 味覚 連想力と6つのポイントを立ててる訳ですね。

「緑陰」は そうでもない?でも やっぱり イメージはあるけど「木下闇」ほどの事はない。 「緑陰」という季語が持ってる聴覚の成分っていうのはまあ 木々の音とかそんな感じだったですよね。 そこに「緑陰」の季語が持ってない別の聴覚情報を入れ込んでくると。 え~っ!パッと読んだ時に「緑陰に」のあとに「さぼろ さぼろ」って平仮名で出てくるからオノマトペかなって一瞬 思うんですよね。

それから 「木下闇」はそこに呼ばれているかのような前に こうやって進んでいく動線というか赤井さん 今の描き分けのポイントはどんなところでしょうか?「わらへりき」の「き」という一音だけで不思議な空間を作るんですね。 で 句 上から読んでいった時に「緑陰 三人の老婆 わらう」という映像まではくっきりと見えるんですが「わらへりき」と言った瞬間に「緑陰」も「三人の老婆」も何か こう… 暗い空間向こうにある木下闇という暗闇の中にシュ~ッと 時空が ねじ曲がって吸い込まれていくと…。