マサチューセッツ工科大学のマックス・テグマークは全ての人には自分のコピーのような存在がいてそれは 遠い宇宙のどこかに潜んでいると考えています。 つまり そこは 私たちには絶対に到達できないミクロな小宇宙にも 別世界への入り口があるかもしれません。 フランク・ティプラーは 量子力学というミクロな世界を支配する法則を研究しています。 理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーの方程式は私たちの世界が いかに不確実であるかを説いています。
もし そのようなパラレルワールドがあるならあなたが 何かを決定する度に違った選択をする あなたの分身が生まれているのかもしれません。 量子力学の不可思議な法則に従うなら私たちは皆 無数の分身の集合体である事になります。 パラレルワールドにいる自分の分身たちをアニメーションの仕組みを使って説明しようとします。 今日 訪れるのは なんと量子力学のパラレルワールドです!」。 宇宙学者のマックス・テグマークはパラレルワールドの根拠の一つこれらの光は ガラスに当たると通過したり はね返ったりします。
そして 物質と反物質の間に僅かな不均衡がなければ宇宙は生まれなかったのかもしれません。 私たちの宇宙がほぼ物質だけで出来ているのは反物質の方が僅かに速く 崩壊するためです。 まだ衝突していない反物質の宇宙がどこかに存在するはずです。 2011年 反物質を追跡する新たな試みが国際宇宙ステーションで始まりました。 AMSは 何十億年も前に物質と反物質の衝突で生じた「宇宙線」を探します。 それらを解析すればビッグバンで生じたパラレルワールド反物質の宇宙の姿が明らかになるかもしれません。
ポーランド出身のニコデム・ポプラウスキは偉大な先人 コペルニクスのように既存の常識を打ち破る研究を目指しています。 また ブラックホールの中心は重力が あまりにも大きいためそれで より単純かつ自然なメカニズムがないかを調べようと思ったのです。 彼が注目したのは アインシュタインが「時空のゆがみ」と呼んだ宇宙のメカニズムです。 アインシュタインによれば時空のゆがみとは単に 時空が湾曲するだけではありません。