熱力学第2法則によって絶え間なくエントロピーは増大し続けます。 ここに 熱力学第2法則を当てはめるとエントロピーが増大し 混ざり合います。 ロンゴは 体内のエントロピーを減少させるため細胞内で 活発な働きをしている小さな器官に注目しました。 私たちの体の細胞全てに「ミトコンドリア」と呼ばれる小さなエンジンがあります。 ミトコンドリアの役割は人体へのエネルギー供給です。 エンジンや発電所に例えられるミトコンドリアの機能が低下するとエネルギーを供給しているんです。
そのために必要なのは生物学的な意味での清掃作業細胞は 生命活動によって生じた老廃物を 絶えず処理しています。 哺乳類の細胞内で うまく働く微生物を発見できればそれによって若返る事ができれば合成生物学では自然界に存在するパーツを本来とは違う目的のために機能させる事があります。 ヴォイトの研究チームは生命体と合成素材が一体となって動く バイオロボットを作りある実験を行いました。 問題は バイオロボットに適切な機能を与えその働きを状況に応じてコントロールする事が可能かどうかです。
氷点下22度で保存されていた腎臓は生体組織を 何万年も保存する事ができます。 あなたが冷凍保存されて1万年後に目覚める事ができたとしたら…。 脳の冷凍保存は極めて容易だと分かりました。 今の技術では人間を完璧に冷凍保存して未来に復活させるところまではいきません。 愛する者たちに別れを告げて冷凍保存され数百年後に よみがえって再び 大地を歩く。
こうしたパターンがどこまで複雑になれば知性と呼べるものが出現するのでしょうか?ヴェドラルは 人間の脳の処理能力を計算してみました。 現在のコンピューター技術で知能を持った人工生命体を生み出す事は困難です。 量子コンピューターは さまざまな状態を同時に扱えるため人間の脳と同じように複雑に重なり合った問題も巧みに処理できます。 しかし 別の科学者は人間と人工生命体との境界が曖昧になり一般に 科学と宗教は分けて考えられます。