そして ここは森の妖精と呼ばれるウンナンシシバナザルが生息する天空の秘境でもあるのです。 気性は穏やかで中国 雲南省にだけ生息するウンナンシシバナザルです。 シシバナザルは標高3,500メートル以上という標高4,000メートルの山道を進みます。 そこへ突然シシバナザルが現れました。 特定のシシバナザルを撮影しその生態を記録していきます。 この試みはシシバナザルの保護活動を率いるカメラマン シー・ジーノンの念願でした。 ウンナンシシバナザルは世界でもこの一帯にしか生息していません。
チベット仏教徒が多く住んでいます。 チベット仏教では山に生きる全ての生命が家族だと考えられています。 母親に見捨てられた子ザルはいまだに家族の間をたらい回しにされています。 ウンナンシシバナザルの全生息数の4分の1が結集し授乳中の母親にとっては地衣類の他に竹の子も大事なエネルギー源です。 シシバナザルは30種類以上もの植物を食べます。 レンジャーも 科学者もシシバナザルに導かれるままに天気は悪いしきつい一日でした。 山々の頂の向こうにはチベット高原が広がっています。
このシシバナザルの一家は血縁関係のない子ザルを受け入れているようです。 やがて母親の新しい家族が移動を始め母親は後を追わざるをえませんでした。 毛に覆われた…ウスバシロチョウの仲間は 飛ばずに歩く事で風を避けています。 冬虫夏草を探し求める人々です。 冬虫夏草は漢方薬として高値で取り引きされるため地面はすっかり掘り返されています。 しかし 麓の町から来た人々は冬虫夏草を探すのに夢中です。 王子は家族にとって大切な存在のようです。 その中にはレンジャーの家族もいます。