児童心理学者のアリソン・ゴプニックは人間が 初めて自分を認識するのはいつなのかを解明しようとしています。 子供は 自分が自分である事を理解するのに自分を 一人の人間として捉える道筋を探っているんです。 鏡に映った姿と 自分自身の体の感覚が一致している事を理解できるようになるんです。 ゴプニックはよちよち歩きの幼児が鏡に映る自分の姿を認識できるかどうかを調べました。 鏡に映ってる子は だあれ?鏡の中にいる子と 自分が同一人物だと分かったようです。
1週間後 被験者たちにまた来てもらい前回 呼び起こした記憶に関する単語を見せながら別々の記憶に関連した単語が全く新しい組み合わせで提示されるのです。 神経科学者のターリ・シャーロットと行動科学者のマイカ・エデルソンはすると 周りの友人は皆「それは君の記憶違いだよ。 そう 振る舞っているだけなんでしょうか?あるいは その記憶に関する脳内の情報を実際に書き換えているんでしょうか?社会的プレッシャーには話の流れを変える力があります。
そして コンピューターに被験者の脳の活動パターンからどんなイメージを見ているのかを推測させます。 人は 自分のアイデンティティーを意図的に変える事ができるものでしょうか?神経科学者のアンドレ・フェントンは脳内の神経回路をニューヨークの道路のようなものだと考えています。 ある記憶が 長期記憶の貯蔵庫までたどりつこうとした場合PKMゼータによる交通整理が大きな役割を果たすという事です。
PTSDは一種の記憶障害だと言えます。 治療に成功した患者は トラウマとなる記憶を上書きする事で再生できたのだと考えられます。 しかし アイデンティティーを変化させる事が可能だとしても「自己の本質」。