ETV特集 アンコール「女ひとり 70歳の茶事行脚」

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この番組のまとめ

長年 懐石料理と茶の湯の世界を生きてきました。 懐石料理を出し お茶をたてます。 今回は 思い立っての茶事行脚です。 思いがけない出会いと波乱万丈な展開。 春夏秋冬 東へ西へ。 やがて 旅は2年にわたり半澤鶴子さん命懸けの旅になりました。 うららかな木漏れ日の中半澤さんは 念入りに旅支度を進めていました。 春夏秋冬 季節ごとに4回旅をする計画です。 「こんな旅ができるのもこれで最後」と茶事行脚に懸けようとしています。 茶事行脚に出発いたしました寺泊は歴史が古く 昔は お茶が盛んだったと思うんですよ。

茶事の世界に 本格的に飛び込んだのは 40歳の時でした。 今 半澤さんは「出張茶事」の達人として知られています。 スタッフと共に 依頼された場所に出向いて 茶事を行います。 柔軟な対応が次々と求められる茶事を実に 1,000回以上 果たしました。 今回はお茶になじみのない方々にも茶事を喜んでもらえるだろうかってそんな挑戦をしてみたいと思うてます今日は どうでした?今日はね ほとんど取れなかったんですよ。 港で出会った 松岡正富さんは「ビワマス」という魚を取る漁師さんでした。

この凝縮した… アユを食べて凝縮したやつが ビワマスなんですよ。 ビワマスを見れるっていってちょっと 口にできるなんていったら もう感動もんやねえ。 ビワマスが届きました。 半澤さんは時間に追われていました。 これ メインディッシュなのにすごく質素で お許し下さいね。 だから 時間配分でね時間がないものですから少し 固めにさしてもろうて。 発熱 猛暑 準備不足。 何か ビワマスに申し訳なかったね。 夏の旅のあと 半澤さんの表情に不安な影がさし始めました。

一客一亭の茶事。 利休さんがね もし70で切腹せんとそのまま生きてらしたらどんなお茶をなさったかなという模索の…。 利休さんっていったってあの人の人生だからそれと同じような事できっこないんだしそれから感じ取って自分やったら こういう時はありのままの花の美しさの事を思うとなんも 思い煩う事なく旅をしたらええか。 1年に及んだ療養生活で半澤さんは自らの命と向き合いました。 自分の映像を見てもドクン ドクンドクンという感じで今年の冬 雪が降りしきる東北に半澤さんの姿がありました。