こころの時代~宗教・人生〜「“普通”の今を生きる」

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この番組のまとめ

週末 ここでは「患者サロン」が開かれています。 患者さんたちは手料理を共に食べる事でお互いの思いを語り合ってきました。 再発っちゅう事絶対あるでないか。 あの方はもう 3回も手術されて今 ここで元気に笑ってらっしゃるけど2日前まで入院して車椅子だったんですよ」とかって説明すると「そうなんですか」っておっしゃって「みんな頑張ってるんですね」っておっしゃるんですね。

そういう意味では すごくいっぱい患者さん同士の会話って私には ちょっと想像がつかないところがあったりします。 亜可根さんのサロンにはがんで 肉親を失った遺族や看病を続ける家族などもやって来ます。 病院のソーシャルワーカーとして患者や 家族と接してきた…肺がんが 脳に転移しました。

やっぱり 治療のために医療者は いてやっぱり 死は敗北なので治療ができればいいという事で。 亜可根さんは それまで未知の世界だった医療や死の迎え方を勉強しようと第一歩を踏み出します。 まず 医療の現場で患者が どう診断されどんな治療が進められるのか調べました。

父 松島輝雄さんは重い心臓の病気です。 お父さんとお母さんの好きなジャガイモのおみそ汁ですよ。 ジャガイモの おみそ汁 大好き。 今も主人も ああいうふうにすごい病気で今でも ちょっと病気を抱えててそれが いつどうなるか分からないっていうので2人で覚悟して生きているんですけど。 だけど やっぱり主人が病気をして父と母を介護してる時にこうやって 患者会の事をやらせて頂いてるともう すごい ありがたいなと思って。 夫婦の食卓の傍らに 恭明さんが作った 弘平君の仏壇があります。

亜可根さんは 学生に相手の思いに向き合う事は自分を見つめる事と語ってきました。

自分が ずっと思ってたからそこに 投影したのかもしれないんですけどそれは やっぱり人が 一生懸命 作ったものがそこにあってで それは その人の意図するものではないかもしれない私の思いと直結してないかもしれないけど私は そこで ほんとにそこに 弘平を見つけて…。 大学に 文章を書いた患者さんたちがやって来ました。

彼女自身 子供の頃 重い病気で死のふちに立たされたのです。 「別に何もしないで」っていうわけじゃなくて「普通」っていう事の中にも私は 少し意味を込めているしでも 何か分からないその醸し出された空気が長い時間 一緒に培ってきたそういう 人と人の関わりの中で何か ふんわりした訳の分からないものなんだけどでも 何か感じたよねっていう事をもう一回人に感じてもらうっていうか。