終戦直後 坂口安吾の名を一躍知らしめた 「堕落論」。 作家 町田 康さんが小説「白痴」の魅力と「堕落論」との密接な関係を読み解きます。 ♪~「100分de名著」 司会の…坂口安吾の「堕落論」を読み解いています。 そうすると僕は この授業で初めて知ってる「堕落論」だし坂口安吾なんですけどやっぱり 共通性あるように思えるんですけど。 町田さんがですねこれを読めば「堕落論」が より分かるという小説が安吾の中であるそうですね。
自分は言葉を用いて何かをしようとしてる分現実に対しても自分の人生に対しても人間が生きてるという事に対してもそういうふうな事を思ってるんですけどこのオサヨという人物は知的に障害があって…すごく対極的…。 言葉を持ってなくて知的に障害があって普通の生活できないから普通の男性が 家 帰ってきて例えば衣服とかを そこら辺に散らかしても 「何してんの」とかだから生活というものが 自分の精神生活の中に入ってこない。
その前に この女性と二人で自分は 誰もいない方へ歩いていくんだっていうのはその女性と生きる事は世間とか 一般社会とか普通の世の中の状態では無理なんだけど偉大な破壊 愛情による破壊が生じた社会はある種 理想社会なんですよねこの人にとっては。 何も全部 破壊し尽くされた所でもう一回 生き返る事生まれ変わる事ができるかもしれないという「幻影」って書いてるんですけど「そんなのは 空襲時の幻影にすぎない」と書いてるんですけどその幻影を抱くわけですね。