それは どうやって乗り越えようとしてるかというとまあ やっぱり この人映画を撮ってると言いながらやっぱり 作者である…結局 何で乗り越えようとしてるかというと…つまり 自分で いろいろ考えて理屈で考えて 言葉で考えて今の状況って何なんだろうかという事を常に 言葉を用いて考えてるし自分は言葉を用いて何かをしようとしてる分現実に対しても自分の人生に対しても人間が生きてるという事に対してもそういうふうな事を思ってるんですけどこのオサヨという人物は知的に障害があって…このオサヨが 言葉のない世界にいるというのはち
言葉を持ってなくて知的に障害があって普通の生活できないから普通の男性が 家 帰ってきて例えば衣服とかを そこら辺に散らかしても 「何してんの」とかそういうのオサヨは一切言わないから全く言わないからだから生活というものが 自分の精神生活の中に入ってこない。 まあ 一つ問題が解決したわけですけど今度 更に パワーアップした問題というのがこの人は何を そんなに恐れてたかって…自分の性欲に負けて知的障害ある女性を家に連れていって。
大空襲の中 逃げ出した伊沢とオサヨ。 「『馬鹿!』 女の手を力一杯 握って ひっぱりここで あえて逆方向に「群集」とは 逆方向に行くように書かれてるんですよね。 何も全部 破壊し尽くされた所でもう一回 生き返る事生まれ変わる事ができるかもしれないという「幻影」って書いてるんですけど「そんなのは 空襲時の幻影にすぎない」と書いてるんですけどその幻影を抱くわけですね。 何か もうリセットボタンを押すみたいな世界がこの偉大な破壊の愛情によって生まれるんじゃないかって思ってるわけですね。