100分de名著 カント“永遠平和のために”2▽“世界国家”か“平和連合”か

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この番組のまとめ

例えばですね世界国家になったら私たちの日本語ってどうなると思います?そうか…。 私たちも この日本列島から国会議員をですね選出しましょうってなったらだんだん 英語が達者な人がなっていって英語ができる人ばっかりが世界政府に参加できてなるほど それは言葉が今 一番分かりやすく入ってくるけど風習とか慣習と言われると余計 そうですよね。

カントは ここで「積極的な理念」を世界国家「消極的な理念」を国際的な平和連合とし「消極的な理念」である国際的な平和連合こそが世界を平和に導くと述べています。 しかし 「消極的な理念」である平和連合は…「世界国家を設立する事で内戦を招くくらいなら紛争の種を できるだけ減らすために別の方法を探そう」と考え出したのが消極的理念なのです。 よっぽどいいのではないですか?世界国家は「積極的な理念」であると。

それを実現するための究極の目的ではなくて とにかく…第一次世界大戦後に設立した国際連盟と第二次世界大戦後の国際連合のベースになっていると言われています。 萱野さん 国際連合はカントの理想に近づいていると言えるんでしょうか?いや まだ…カントに言わせればですねカントが 500年ぐらい生きる人で今の様子を見ていたら恐らく 20~30%達成されたんじゃないかぐらいの判定を下すんだと思いますね。