100分de名著 カント“永遠平和のために”2▽“世界国家”か“平和連合”か

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

この国際連合 実は18世紀に活躍したドイツの哲学者カントの著書「永遠平和のために」が元になっていると言われています。 例えばですね世界国家になったら私たちの日本語ってどうなると思います?そうか…。 私たちも この日本列島から国会議員をですね選出しましょうってなったらだんだん 英語が達者な人がなっていって英語ができる人ばっかりが世界政府に参加できて英語が苦手な人はもう ローカルな世界でず~っと とどまっちゃうという事になっていって。

カントは ここで「積極的な理念」を世界国家「消極的な理念」を国際的な平和連合とし「消極的な理念」である国際的な平和連合こそが世界を平和に導くと述べています。 更に 平和連合ではどんな小さな国でも主権国家と認められれば1議席を持つ事ができ「世界国家を設立する事で内戦を招くくらいなら諸国が併存している状態の方がよっぽどいいのではないですか?そういった発想になりやすいのを「積極的な理念」というふうに言ってるんですね。

その時の反省を踏まえて第二次世界大戦後につくられた国際連合ではさまざまな点が改善されました。 第一次大戦後の国際連盟では何かを決める際に加盟国全ての賛成を得る事が必要だったため国家間の武力紛争を防止したり抑制するために絶対に実現可能だと私は信じています。 こちらね 国際連盟と国際連合。