モーガン・フリーマン 時空を超えて・選「“時間”は存在するのか?」

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この番組のまとめ

時刻という尺度は イギリスの科学者アイザック・ニュートンが考えた 「時間」に最も近いものです。 ニュートンは 宇宙は 神が作った巨大な時計のようなもので時間は 一定のリズムで脈打つ拍動のようなものだと考えました。 理論物理学者の リー・スモーリンは時間の謎を解き明かそうとしています。 ニュートンの時間の概念は 絶対的でさながらメトロノームのようなものです。 2010年 2つのアルミニウムイオン時計を横に並べてアインシュタインは 20世紀初めに 既にこの結果を予見していました。

時間の経過は年齢比の平方根の割合で速くなるという研究結果があります。 例えば 10歳を「1」とすると20歳では およそ1.4倍神経科学者のデイヴィッド・イーグルマンは私たちの時間認識は 生物学的状態および 心理学的状態によって左右される事を発見しました。 脳は バラバラのタイミングで認識した情報を統合し同時に起こった一つの出来事として仕上げます。 私たちの時間認識がいかに揺れ動くかを示すためイーグルマンは 時間認識を僅かにゆがめる実験を考え出しました。

それゆえ 運動は不可能であり変化も不可能また 時間も幻想であるとパルメニデスは考えました。 バーバーは 数学的な根拠をもとに宇宙に時間は存在しないと主張しています。 1,000年前に建てられた教会も14世紀の壁画も時間が 空間の中に存在する証拠だと考えます。 そのため多くの人は この方程式を相対性理論と量子力学が存在するのは コマ止めの静止画像のような空間だとバーバーは考えます。 バーバーの時間の考え方は物理学の世界では真剣に受け止められています。

物理法則の一つである熱力学第二法則によると時間がたつほどエントロピーが増大します。 時間と共に 混とんの度合いは増しエントロピーが増大していきます。 ビッグバンによって宇宙が誕生して以来エントロピーは増大してきました。 キャロルは 過去が未来と異なるのも時間が一方方向に進むのも私たちが過去を記憶し 年齢を重ね進化が起きたのも全て エントロピーの増加が理由だと考えます。 エントロピーは時間がたつと 増大します。 一方のボールをもう一方に ぶつけた場合これらは 全て宇宙のエントロピーを増大させます。