ETV特集「加藤周一 その青春と戦争」

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この番組のまとめ

当時の加藤と同じ年頃の若者9人が「青春ノート」を読み込みました。 あの人はまず…感情的に ぶれないままきちんと事態を見て残された加藤周一の8冊の「青春ノート」をもとにただいまより加藤周一文庫開設記念式典を開催いたします。 今年4月 新たに加藤周一文庫が開設されました。 元編集者の鷲巣 力さんは40年にわたって加藤と交流がありました。 短編小説から詩 評論 翻訳に至るまで加藤の関心の幅広さが分かります。

加藤君は…そのころ 僕 それから加藤周一それから 中村真一郎。 天皇陛下 万歳!万歳! 万歳! 万歳!加藤は 第一高等学校を卒業し東京帝国大学医学部に進学します。 青年加藤が深く傾倒していたのがフランス文化でした。 「ヨーロッパには第二次世界大戦が勃発しかけている」。 ナチスドイツは フランスに侵攻。 加藤がフランスに思いをはせている頃日本は ドイツ イタリアと日独伊三国同盟を結びました。 第一次世界大戦に向かうフランス社会を描いた大河小説です。

加藤の大おじ 海軍中将 岩村清一。 立命館大学4年生の…大学新聞で記者として活動してきた 福井さんはジャーナリストを目指しています。 ニュースというものは いかに重大ないかに痛切なニュースであろうと青春日記の中には その当時のジャーナリズムっていうものに対する批判っていうのが多くあったと思います。 「私は銀座にあふれる産業戦士諸君の間をぬってやっと本屋にたどりつきラテン語の文法書を買った。

自分たちもそうだと思うんですけど自分…我々の問題として考えると加藤さんが傍観者であったとすると…僕たち勉強しなくてダメですみたいな方向になってしまうとだんだん だんだん ここが若者否定論みたいな感じになってしまうと思うので。 だから 現代と その加藤の時代が違っているわけではなくてまあ 同じような学生がいる中で加藤のような知識を持ってマルキシズムの次には ヒューマニズムそして ファシズムへ。 加藤は 東大医学部の研究室に勤務していましたが東京大空襲のあと 長野県上田に疎開しました。