そこで 和歌山の美術館で山本容子さんの展覧会を拝見してものすごく励まされたんですよ。 …で 1枚だけ大好きなポストカードを買って帰ってこれは トルーマン・カポーティというアメリカの作家の書いたこれも処女作といわれてるんですが「遠い声 遠い部屋」っていうのがあってね。 それが 「NOONCITY」って描いてあるんですけどアメリカの南部の そのシティーからお父さんを捜しに旅立っていくっていうちょっと 本当に 少年の大人になっていく過程と一緒でキュッと来る話なの。
それでは 堀本さんが選んだ入選句を ご紹介していきます。 非常に 東京という地名を生かした一句だと思うんですけども容子さん いかがです?電車に乗ってるようなその車中というか道中も感じますね。 これ 言われた言葉かな?「いらっしゃいませ」と言われてその「ませ」の「せ」の語末語尾の方に新涼を感じたという一句なんですよね。 そこに 新涼の時の人恋しさっていうのがにじんでる感じがするんですが容子さん いかがですか?さっきの堀本さんの言ったやつでいくと例えば 今まで 2人で座ってたその人が いなくなったとか。
「秋涼し」って やっぱりほっとするとか 気持ちがいいっていう感じがあるのでこれ 「あなたに飽きて」も夫婦ならばまだ 結構 続いて程よい距離感でもしかしたら続いていくのかなという。 5番 曽根新五郎さんの俳句です。 6番 福田桃子さんの俳句です。 以上 俳句作りの参考になさって下さい。 この「余白の時間」にまつわる俳句を山本さんと実際に詠んでみたいと思います。 山本さんには余白の時間にこれを俳句に詠みたいと思った瞬間を写真に撮ってきて頂きました。
この五七五に込めたものといえば…?見た感じはね今の鴨が 何か 音符に見えたの。 本当に恐縮なんですが…。 私は 今日の兼題「新涼」を余白の時間に感じた瞬間を写真に撮りました。 …でこんな五七五にしてみました。 さて 今日は 絵と五七五の響き合いという事でいつももう 本当 勉強になりますね。 さっき 絵の事を言いましたけどね絵も コミュニケーション…。 当時 思い出して何か キュッと来ますけどそうやって一枚の絵が 時間を超えてある人と出会っていたという話は作者としてはとても うれしいし。