100分de名著 石牟礼道子“苦海浄土”第1回「小さきものに宿る魂の言葉」

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この番組のまとめ

中でも 甚大な被害をもたらした「水俣病」。 作者の石牟礼道子は 水俣に住む一介の主婦でありながら患者たちの魂の声を伝えようとしました。 水俣病というのはそういうふうに人間から しゃべる機能というのを大変 著しく奪う病なんですね。 そういう 人の言葉にならない思いというのを石牟礼道子という書き手がすくい上げたというところに今から60年前 保健所に地元の医師からある届け出がありました。 ひとたび 水俣病にかかるとだんだん言葉が不自由になり自分の苦しみを表す事もできなくなります。

我々では 容易に見通せないような闇が描かれてる時にそれを照らし出すような光があるから我々は そこに闇を感じてるんだっていうそういう 何て言うんでしょうとても複雑だけども何か 我々の心に 実感にはより近いような世界がやっぱり この「苦海浄土」という作品には描かれてる。 詩をたしなむ主婦であった石牟礼さんは水俣病と出会った事で作家になります。

ジャンルとしては何ですか?ノンフィクション ドキュメンタリールポルタージュじゃないんだ。 僕は石牟礼道子さんに それを同じ事をお伺いした事あるんです 実は。 そしたら 石牟礼道子さんは…へえ~!そうやって 僕 聞いた時ほんと震えましたけどね。