自分にとって…今回は 「都市と地方見えない分断線って何だ?」という事なんですけれどこれまでも「ジレンマ」では東京論ですとか 地方活性化策話し合ってきましたが古市さん 今回の都市と地方の見えない分断線どんなふうに感じてます?東京も世界から見たら 極東の一都市なわけじゃないですか。 遠く アフリカからの視点が日本の都市と地方にパチモンの流通行為について 海賊経済とかについて研究しています。
今 言われた IoTInternet Of Thingsというのでどんどん新しい製品が出てきたりとかっていう動きは「ポケモンGO」 僕 リリースされた頃すごい やってて東京だとめっちゃ モンスターがいるのにやっぱり地方に行ったりとか自分の地元に行くとほぼ もう モンスターも出ないしポケストップもないんですよ。 だから石巻には 震災でひも付いたスポットがたくさんあって今もう… 実際には地震で流されて 無いけれども昔あった映画館とかがポケストップとして生きてて みたいな。
若者の消費心理なんかで言うと差はありますか?心理というのは いろんな読み方があるんで難しいと思うんですが物理的に インフラがちょっと違ったりとか 環境が違うのは事実で関係性資本じゃないですけどやっぱり地元にいてそこで知り合う人の質だったり種類が違うって事でちょっと調べれば分かるんだけど別に そういうとこに調べようっていう食指が向かないがゆえに消費性向が ちょっと違うとか。 だから一国の首都ぐらい… だけど日本からしたら60万って別に地方都市じゃないですか。
都市でキャンプ 地方で起業など柔軟な いいとこ取りの秘けつは?個人的には思うんですけどでも タイトルの「分断線」って線で引けんのかなとかいうのは思っちゃったりはしますよね。 確かに 人が落差に価値を感じるとするならばその地方都市例えば鹿児島市とかの人が東京に出る意味がないというのは確かに分かる話で。 鹿児島の中での鹿児島市と地方の差はまだまだ あるかもしれないけれど地方都市までいっちゃうとねそんな もう変わりはなくなってるかもしれないですよね。 東京と地方都市って全然違うと思うんですよ。
アイデンティティの話になると自分と違うアイデンティティを持ってる人って特に 自分にとって愚かな商品を買ってる人とかちょっと軽薄なしかたで消費してる人とか例えば 高級ブランドを浪費三昧で買ってたりする人って時々 ブログとか たたかれてたりするじゃないですか。 違うライフスタイル 違うアイデンティティを持ってる人に対する反感って消費のスタイルに自己のアイデンティティを見いだす。
東京も誰と比べるかっていったらやっぱり ニューヨークとかロンドンとか同じぐらいのグローバルシティと自分を比べるわけだし確かに地方都市って同じぐらいの基準で比べるのかもしれないですよね。 結構 PRとかマーケティングの問題もあると思って結構 地方の話を聞くと 大体海か山があって 自然があってそれを打ち出したら すごい梅 食べたい人が来たりとかマーケティングして PRしてアピールできれば和歌山まで人が行ってそれで地方が潤うわけですよね。
結局 構造としてはより強いものに どんどん植民地化されてるようにも見えるけど どうなんだろう?でも もう一つ気になるのはそれでも オリエンタリズム的に魅力があるなと思われてる地方はまだ多分 いい方でそれをうまくプレゼンできてない所は例えば「ポケモンGO」でも 地域とコラボする話とかってありましたよね。
ロンドンなど 若者が多い都市に対し地方の不満が噴出。 リベラルな都市と保守的な地方という構図は先進国に共通の分断なのか。 ただ とはいえ最近地方でもね 政策的に誘導してコンパクトシティとか とにかく真ん中に集まってくるみたいな話はねありますよね。 タンザニアって どうなんですか?社会主義期には集村化政策とかいって国策で無理やり村を集めてっていうような事を私の後輩は 地方が霊園化していて皆さん 都市で住んでだから 地方の人たちも本当は都会のような…。
ずっと弱いところにいて弱い言葉 しゃべってたらなかなか その言葉は届かないから一回 強者の論理を固有名… 強い言葉でしゃべれる有名な人だけではないほんとなら協力してくれる人に地方側がうまくアクセスできてないというのが すごくあるんじゃないかなと思うんですよね。 マーケティングとかやってて マーケティングって理屈の世界だったりするので調査したりとかそういうのを追い詰めていくと皮肉な事に 結構どこの会社も同じような結論に至っちゃったりするんですよね。
なので さっきもねタンザニアも多分 マーケティングとかマーケットとかっていうのとは…。 返報性の理論は成り立ってないって もうマーケティングとは違うなという気もするし好奇心って そういう意味では結構 大事だなと思うんですよね。 私 すごいなって本当に思うんですよ タンザニアの人たちって。 タンザニアって 世界からすると地方だと思うんですよね。 決して中心的な場所ではないですけど地方のタンザニアの人たちがほんの僅かなお金を持って今 チャイニーズドリームが吹き荒れてるので中国に行くんですよ。
地方でとどまらざるをえないとかちょっと失敗してあんまり成功できなかった人が自分を自己肯定するために居場所を正当化するような自己啓発的な… いわゆる本じゃなくてもいいんですけどそういう言説を受け入れるとか。 あるいはグローバル市場みたいなところで競争で勝つ人は努力してきた結果成功したっていうそれも 言説に触れて自分を正当化するっていうなんか すごい二極化してるのかもしれないですね自分を認めるっていうロジックが。
広告は でも やっぱり広く伝えるっていう事が基本的なお仕事になるのでマスマーケティングだと いっぱいの人が知ってくれた方が運命に頼ってたら 天文学的な確率になっちゃうところを広く伝えるっていう能力というかそういう役割としては確率論ですけど 上げていくとか場をつくるとか。