100分de名著 石牟礼道子“苦海浄土” 第3回「いのちと歴史」

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この番組のまとめ

♪~「100分de名著」 司会の…今年は水俣病公式確認から 60年。 石牟礼道子さんの「苦海浄土」をご紹介していますが。 大げさじゃなくてこの1週間2週間 水俣病の事水俣病というこの関係性みたいなものが現代でも終わってないんじゃないかみたいな事をやっぱ ちょっと考えてますね。 では ここで「苦海浄土」をもとにした ひとり芝居を長く上演されていた俳優砂田 明さんの言葉をお聴き下さい。

胎児性水俣病というのは大変 小さな肉体の中に水銀が及ぶのでとても深刻な被害になっていくわけですね。 今年は ちょうど水俣病公式確認から60年という事で その話をした時に石牟礼さんが「60年という事は…」。 おじいさんはそんな杢太郎君の事を人一倍 魂の深い子というふうに言うんですよね。 この杢太郎君のおじいさんですが拾ってきた石を杢太郎君の守り神にというふうにしましたよね。

石牟礼さんは…我々は 水俣病は終わっていないという事は水俣病自体も当然 終わってないんだけど銅山から流れる鉱毒のために渡良瀬川流域の田畑が汚染され自然が破壊されました。 そうすると 福島は東京に よりたくさん電力を供給するために造ってた原子力発電所と天災であるところの地震とがミックスされた形で 今現在東日本大震災以後ですね何が起こったかというとやっぱり故郷を奪われたって事がとっても大きいんだと思うんですよね。 自分の生まれた所の…水俣病や足尾鉱毒事件というのはそういう事を 我々に突きつけてきたわけですね。