SWITCHインタビュー 達人達(たち)「杉本博司×田根剛」

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この番組のまとめ

杉本は 写真をはじめ古美術や古典芸能を駆使して時間 そして人間世界のはかなさなどをテーマに通称…周囲にある明治神宮や新宿御苑などその場所の歴史と調和するように設計され高い評価を得た案だ。 田根は バルト三国の一つエストニアの国家プロジェクトである10年がかりで作り上げたこの博物館は10月に オープンする。 この住宅は縄文時代や弥生時代の住居を参考に作られた。

場所の記憶を建築物に込める田根。 国家プロジェクトに食い込もうとするほどの腕を持つ田根。 ケガをして断念するって事になったんですか?すごく長く続いたケガがあったり同時に 同じチームメートでプロのサッカー選手ってどんどん出ていくし日本代表に入ってるメンバーと一緒にやっていたので。 サッカーを諦めた田根は建築を学ぶべく北海道の大学に進学。

エストニアにとっても91年に ソ連が崩壊して独立した最初の国家プロジェクトだったのでそれも含めて 仕組みも まだまだ整ってない中でこれを どうやって作るかという事がすごい議論されていたので。 EUからの文化予算を期待したんですけどもその当時 やっぱり ギリシャやスペインがもう 国として大変な時に…リーマンショックやユーロ危機を経て今年 田根が設計したエストニア・ナショナル・ミュージアムが完成した。

「平家物語」なんかでも平家が滅亡する話っていうのは杉本は 滅びの美学を古美術や歴史的資料などの物で構成する。 杉本さんが求められた その一つの精神の世界があった時に時々 写真も交えながら…杉本が表現の手段として使うのは 物だけではない。 動物から進化したといわれるんですけども…時間観念を 人間が得た事によって文明が 意識が…脳のシナプスの中でですね…ですから 時間の意識があってこそ農業もできる訳ですよね。