え?いやいや これね 実はねあの家康に献上されたと伝わってるもので 言ってみれば数百年続くブランドなんですって。 まあ これ 実はね柳生もですね…時代劇でも有名な柳生新陰流を確立した人物です。 新陰流の本当の価値を理解できない家光に宗矩が繰り出した常識外れの解決法とは?時代の流れを読み新陰流を 長く広く親しまれるブランドへと導いた柳生宗矩の知恵に迫ります。 宗矩の知恵を読み解くのは伝統の工芸品を人気ブランドにアレンジする 達人…中川さんは 昔ながらの全国の工芸品を 独自の視点で分析。
宗矩はこの地を古くから治める豪族柳生家の末っ子に生まれました。 柳生家も 戦場で生き残るために自分たちのブランドである 新陰流の技術を磨き続けていました。 更に 柳生家に 新たな時代の変化が押し寄せてきます。 そこで家康は 自ら剣をとり自分を相手に 新陰流の技を見せるよう 迫ります。 中川さん どうご覧になりました?そうですね何か時代の変化の中で 宗矩が自分たちの剣術を見直したという説がありましたけど…いいところにいらっしゃいました。
新陰流が認められ晴れて 徳川家康に仕える事になった 柳生宗矩。 第一線から程遠いいわば 裏方仕事。 家康から指令を受けた 宗矩はそのまますぐに柳生の里へ戻ります。 宗矩に忠実な 彼らはまさに 裏方仕事にぴったりの人材だったのです。 攪乱するには やっぱり柳生宗矩が一番いいと思ったって事ですよね。 宗矩の諜報活動というのは後で大目付 大名を監督する大目付になります。 中川さんのしてらっしゃる各地の工芸のブランディングにおいていわゆる 裏方仕事というとどういう事になりますか。
それは 250年続く江戸時代のビジョンになるわけですけれどもそれを宗矩は そうだ「元和偃武」 武器を伏せるんだ武器を箱にしまうんだ それを自分のビジョンにしたわけです。 何とかして 稽古以外の方法で新陰流の精神を教える事はできないか。 宗矩は 家光のために新陰流の精神を書物に残す事を決めます。 また 宗矩にとっても稽古で学んだ精神を禅は 当時精神を鍛錬する思想として武士たちの間で流行していました。 宗矩は その中で 新陰流の精神をこう表現しています。 宗矩は 新陰流の究極の目的をそう掲げたのです。