日曜美術館「響き合う琴と詩と絵~浦上玉堂の山水画〜」

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この番組のまとめ

琴と詩と絵とが 互いに響き合う浦上玉堂の世界を今日は 江戸の後期に生きた文人画家浦上玉堂の絵だけではなくて詩 そして琴も一緒にご紹介していきます。 僕は玉堂のあの山の絵が とても好きでもちろん山水なので 自然 山を描くのはもちろんなんですけど人が立ち入る事を許されないような幽玄な山を描く 山の画家という印象を持っています 僕は。 では 早速玉堂の世界 ご覧下さい。 各地の文人仲間たちを訪ね歩きながら酒を酌み交わし 琴を演奏し絵を描き 詩を作りました。

玉堂さんは 大変 お酒がお好きで朝から楽しんでいたというので私も及ばずながら朝とはいきませんけど毎晩 晩酌をして楽しんでいるところですけど。 玉堂は 1745年 岡山藩の支藩鴨方藩の藩士の家に生まれました。 名君を志していた若き藩主を玉堂は献身的に支えました。 玉堂は 藩主の言行録をまとめこう記しました。 玉堂は その後も政務に励み大目付まで出世。 40代の末 玉堂は山々への思いを託すように槍のように とがった三角形が並んでいます。 それは玉堂自身の姿でしょうか。 玉堂が待ち望んだ隠遁生活が始まりました。

「無為という自然のままの生き方こそ 人生を豊かにする」。 当時 脱藩までして武士をやめて 遍歴の人生を選ぶ。 これほど 長い事旅をした日本人は当時 いなかったんじゃないでしょうかね。 当時の日本列島は 意外に人と人とのネットワークが強かったんですね。 音楽を提供してくれ絵を描いてくれそれと 諸国を歩いてますからいろいろな国々の うわさ話情報も伝える事ができる。 この舟に 一人 櫂を持って乗っている人は 玉堂自身で。