山本さんは 地理生態学の専門家と伺っています。 この地理生態学って何をするんでしょうか?はい。 山本さんは愛媛県で西条自然学校を設立しガイドさんを育てたり 自然ツアーを実施したりなさっています。 黄色く紅葉した森でこれはシロモジの葉っぱなんですけれどもちょっと足跡のように恐竜の足跡のように見えるのでそれを並べて 子どもたちと遊んでいるところです。 黄色く黄葉するのはイチョウやブナやエノキとかケヤキとかですね街路樹にもありますけどもそういった木が有名なんですけれども。
じゃあ これも「黄葉」が ここら辺で「黄落」が ここら辺。 夏井いつき選入選九句。 それから その周りを黄落の光景が囲んでいると。 で 「暮れ易」っていうのも季語にはなるんですけれども季重なりの句としては非常に面白い…強弱がはっきりしておりますし「どろぼう橋」から暮れていく。 そうなってきた時のこの映像の作り方がうまいっていうのと黄落の色合いと海の色合いのイメージっていうんでしょうかね。
さて こちらの九句が本日の入選句です。 私は そうだな…え~っと7番の「黄落や外人墓地の下は海」。 これ 先生の… 夏井さんの選評にあるように外人墓地だからそこに 骨うずめても自分の その生まれの地ではないその悲しみと「黄落」が4番 佐藤直哉さんの句です。 歴史的仮名遣いだと「こはれ」になりますが「こはれけり」なんてやると開いた時の感じっていうのが出てくるんじゃないかなって思いますね。 で 下五の七音ってとってもバランスとりにくいのでこういう時はね頭に「野鼠の音」を先に言っちゃった方がいいかもしれません。