地球ドラマチック「ポンペイ 知られざるローマ人の暮らし」

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この番組のまとめ

♪~西暦79年に火山の大噴火によって滅亡した古代ローマの都市 ポンペイ。 今回医療用のCTスキャン装置を用いて法医学の観点から石こう像を調査する事で犠牲者たちの真実の姿に迫ります。 19世紀に ポンペイの発掘調査にあたっていた考古学者たちは火山灰の中に奇妙な空洞がある事に気付きました。 新たに建設されたこのピラミッド型の展示場に石こう像を集め初の法医学的調査を行おうというのです。 これまでは不可能だった視点から当時の人々の日常の暮らしを古代ローマの街で最も刺激的な場所は円形闘技場です。

調査方法は現代の大災害などにおいて犠牲者の身元を特定する時と同じ方法です。 これはデジタル加工によって石こうを剥ぎ取った幼児の画像です。 当時の暮らしぶりをより詳しく教えてくれるのが3Dレーザースキャン技術によって再現された建物のデジタル画像です。 上流階級の人々向けと宣伝されていた浴場は料金が高かったに違いありません。 デジタル画像によって2,000年前の様子が現代に よみがえります。 反対側には大きな浴場。 公衆浴場とは異なり 誰もが利用できたわけではありません。

ポンペイの人々は 一体どんな物を食べていたのでしょうか。 ここはポンペイの本当の舞台裏です。 ポンペイ以外でこうした物が残されている古代ローマの遺跡は他にはないからです。 この人物は 手に施しを受けるための袋を握り足にはサンダルの跡が残っています。 このサンダルは施しものだと考えられてきました。 では 足のサンダルは どうでしょうか。 私には高価なサンダルに思えます。 さまざまな人が暮らすポンペイはどのような街だったのでしょうか。 港の近くにはポンペイの有力者たちの家がありました。

ポンペイには金持ちだろうと貧乏人だろうと誰もが日常的に訪れる場所がありました。 調査から すぐ隣にも屋根が女性用の浴場だった場所です。 狭さと質素な装飾が当時の女性の社会的な位置づけを物語っています。 現在 ここには当時の日常生活を物語る品々が保管されています。 建物が息を吹き返すにつれポンペイで暮らしていた人々の日常の様子も明らかになってきました。 こうした顔料は 画家のアトリエや制作途中のフレスコ画の近くから発見されました。