心の距離感を風景や情景を巧みに使いながら描き出す新海マジックは若者はもちろんかつて若者だった世代の心をもとりこにする。 続く 2作目の「乳と卵」は豊胸手術を受ける事に取りつかれた母親と言葉を発する事を拒否した娘が対比して描かれる。 選評では…でも 同時に すごく こう…ご自身だと…インスピレーションとかその身体性を乗りこなすみたいな感じで書き始めたところはあると思うんですよね。
川上作品は 登場人物の心理を巧みに描く事でも有名だ。 主人公はヘガティーというあだ名の小学6年生。 ある日 映画評論家である父親の名前を検索した時に知らなかった事実を見つけてしまう。 父親の知られざる一面を見て不安になるヘガティー。 ヘガティーは 父親にないしょで姉に会いに行く。 小説を読んで 涙をこぼすって…その時 ヘガティーは転びそうになって地面に手を着く。 私 あの… 小説でも映画でもアニメーションでも とにかく…何か 私 結構…絶対 走るんですよ。
でも 自発的に走る あの感じで…でも 今回は そういう事せずに初めて それを自分に許してみようかというか出たところで 自分を信用して書いてみようかなっていう書き方で今 書いてるんです。 アニメーションの制作現場を見るのは初めてだという。 入れ代わってる!?新海作品の特徴の一つ映像美を引き立てる光の演出も細かく描き込まれている。 通常は 撮影監督が担う役割だが新海は 自ら全てのカットをチェックし調整を行う。
国連宇宙軍のパイロットになり新海作品に通底する心の通い合いは1作目から描かれている。 いろんな人間関係とか…例えば それは もうつきあった人の事も そうだし友人関係とかも そうだし会社との関係とかもあったりして。 会社辞めて 1本 「ほしのこえ」を作ったんですけどその時に持っていったのは短編専門の映画館ですね。 下北沢に トリウッドっていうちっちゃい映画館があって…初日舞台挨拶やってよって言われて。