ETV特集「事態を侮らず 過度に恐れず~“福島プロジェクト”の挑戦〜」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

正確な現状を知ろうと思えば現地に赴いて放射線を測定してみるほかない。 科学者とエンジニアで結成したボランティア集団「福島プロジェクト」。 リーダーの安斎育郎さんは反原発の論客として知られた放射線防護学者。 放射線の量が連続的にタブレットに記録されていく。 この日は 福島市内の保育園に依頼されて子どもたちの散歩道の放射線を測定した。 放射線量は 思いのほか低かった。 福島プロジェクトで作成した散歩道の放射線地図。 安斎さんによれば人は どこで生活していても自然界にある放射線によって被ばくする。

たんすの中は大丈夫?たんすの中は大丈夫。 外の放射能 高い所は天から降ってきた放射能がそこに置いてあれば物にも くっつくけどこの部屋の中の放射線が高いっていうのは壁を突き破って放射線が入ってるだけでこの物に放射能がくっつくわけじゃないからそこに置いてある物は大丈夫なんです。 住民の依頼に応じて環境中の放射線を測定し必要があれば土の測定も行い汚染源を特定していく。 じゃあ 洗濯物も大丈夫?全く大丈夫。

本物の小型原子炉を展示するなどして原子力発電の売り込みに力を入れた。 コバルト60という強烈なガンマ線を出す放射性物質が東京大学の原子力施設にあってそれを使って ネズミに放射線を致死量 浴びせかけるとえぇ… 死ぬんです。 死ぬほどかけるから 死ぬんだけどその死にざまを つぶさに観察して照射終了後 何分何秒後にそれならば放射線が人間に当たるとどういう影響が起こるのか。 その目に映った日本の原子力開発は経済性を優先するあまり安全性をないがしろにしているように見えた。

しかし それでも まだ敷地全体に高い放射線量が残されていた。 その影響で 一日の大半を過ごす母屋の中でも高い放射線量が計測された。 斜面から出る放射線によって畑の中で1時間当たり2マイクロシーベルト前後の空間線量が計測された。 福島プロジェクトのもとには最近 帰還困難区域に家を持つ人たちからの相談が増えている。 放射能汚染の真っただ中に忘れ去られた町とも言えた。 小川さんの自宅周辺の放射線量は 今なお高い。

今野さんらは今 地域を原発事故前の状態に戻すよう国と東京電力に求める裁判を起こしている。 避難先… 私の妻の実家福島市内ですけどもそちらに行って ご飯食べて風呂入ったあとにね夜になってから?夜になってから。 津島地区には獅子舞や田植踊りなど代々地域の人たちによって引き継がれてきた郷土芸能があった。 鍬頭… これ 鍬頭ですけど狂言回しは 福島市内。 何度も言いますけどもその地域のそこにある地域住民の生活そのもの一切合財を奪ってしまうのが原発事故。