NHK俳句 題「枯野」

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この番組のまとめ

蜂飼さんと正木さんは句会をご一緒なさった事があると伺いました。 正木さん いかがですか?「芯まで」っていうのがね平明な言葉なんだけれども今 お聞きすると草の芯までっていう意味も重なってるっていうとこなんか繊細な蜂飼さんらしいですね。 「枯野」というと大自然を思い浮かべる事が多いんですけれど この句は人間臭い「駅裏といふ」言葉を2番です。

「枯野」の持つイメージに全く関係なく即物的に詠んでいる こういうさっぱりした句もいいですね。 山 下りてきて視界が開けたらそこに 大きな枯野が広がっていたという場面だと思うんですけど「迫る」ですからとても大きな面積の枯野ですね。 「枯野」という兼題では荒涼としたイメージが前に出た句がとても多かったんですがこの句は 小春日和を思わせて童話のような優しさがあります。

この 正木さん 一席特に どこがよかったでしょうか?小さな鍵穴が こう大きな枯野をせき止めているようなそういう力関係を感じましたね。 で すごく 人の生活とかそっから かいま見られる何事かっていうのを象徴しているような語だなというふうに思ってそれが「枯野」と結び付いてるとこに意外さがあるなと思いました。 正木さん 今日はどんな「枯野」の句をご紹介頂けるでしょうか?私の先生の句です。 蜂飼さん 今の能村登四郎の句どんなふうに味わわれましたか?「枯野の沖」という言葉がやはり非常に スケールを感じさせますよね。