NHK俳句 題「帰り花」

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この番組のまとめ

「NHK俳句」司会の岸本葉子です。 そして 今日はゲストに現代美術作家の杉本博司さんをお招きしました。 杉本さんは今 世界で最も注目される現代美術作家のお一人です。 俳句は いかがですか?それでは早速 堀本さんが選んだ入選句をご紹介していきます。 こういう句だと思うんですけども杉本さんこの句 いかがでしょう?僕は ビジュアルアーティストなんでねその 言葉のイメージが発してそれから こう 絵になって頭に こう浮かぶっていうのが一番面白い句だなと思う。

これがね すごく利いていて弱々しい返り花じゃなくて岡本太郎さんの作品のように激しい鮮烈な一花…一つの花だと思うんですよね。 それでは ここから本日の入選句を振り返って杉本さんの一番お好きな句を伺いたいと思います。 お母様に対する そのサプライズ…プレゼントのサプライズ感がね すごくこの下五に持ってくる事でより出るかなと思います はい。

そして 展示を堀本さんがご覧になった日に杉本さんから堀本さんへプレゼントがあったそうですね。 これは 杉本さんが句を…ご自身の作品に句をおつけになった世界でたった一冊の本…。 これ 柿本人麻呂の歌なんですけどねこれ 琵琶湖を詠んだ…海と言っても琵琶湖ですけどね。 そして やっぱり世界中の海を撮り歩いてきた杉本さんの思いっていうのかなこれが この一句にやっぱり籠もっていてねすごくね 杉本さんの…僕 代表句っていうか堂々とした一句だと思いますね。

例えば 源平合戦の平氏もですね自分の世は 永久…そういう思いを また語ってもらうっていうですね。 それが やっぱり日本の諸行無常観っていう日本の美の根底に その諸行無常観っていうのがあると思うんですね。 句をご紹介頂いて…そういえば 杉本さん俳号は おありなんですか?まあ これを機会に考えてみたんですけどね「呆気にとられる」って言いますよね。 呆気羅漢という…。 呆気羅漢。 そして 今日は 最後に杉本さんからサプライズがあると伺っています。