今も キリスト教が息づき宗教と人間との関わりを見つめ続けた遠藤文学の代表作として高い評価を受けています。 まず訪れたのは遠藤さんが度々訪れ信仰を捨てなかった 日本人信徒と外国人宣教師26人がその殉教した場所ですね。
お母さんは 自分が本当に大事なものとしてその信仰を 今度は周作の方にそれを与えていくわけですけれどもそれを 周作の方も無自覚なまま受け止めていくというところから遠藤さんの信仰って始まったと思いますけれどもその分 だんだんと自分が お母さんから受け取った信仰というものがやはり 自分に 肌にぴったり来るんではなくてそこに 違和感を感じるもの遠藤さんの言葉で言うと「合わない洋服」を着せられたという事を表現してますけれどそういう言葉で。
キチジローは 役人の脅しを受けそして…キチジローは 役人に脅され銀300枚と引き換えに司祭 パードレと慕っていたロドリゴを売り渡します。 ロドリゴ自身は まずは 自分をキリストと重ねていってたわけなんですね。 その痛みを感じている時にその踏絵のキリストのまなざしがその声を ロドリゴが心で聞くわけですね。
その時に そういう弱さを持ってでも何とか その弱さを背負いながらでも懸命に生きている そのキチジローに最初は ロドリゴは自分とイエスを重ねてた時にはキチジローは ユダ的存在として本当に嫌なやつとしてですね信仰を持っている人間とは思えないというような感じでまさに 神は語りかけてくれる。