今日の兼題は 「鰤」ですが上田さん 鰤って どんな特徴を持った魚でしょうか?日本列島ってのは 東西南北に広い島国ですけれどもその中で 東の鮭 西の鰤っていわれるぐらい正月には欠かせられない魚でもあるんですね。 上田さん俳句は いかがでしょうか?いや… 俳句はね僕は長崎県の野母崎という所でね漁師をしとった頃にその船長夫妻っていうのは俳句や短歌をよくする人だったんです。 だから ものすごく身近だったんですけども僕自身が それじゃあ一生懸命 俳句詠むかっていうとそういう訳でもない…。
この句の味わいとなっているのは「七十にして」という言い方が「四十にして惑わず」「五十にして天命を知る」という「論語」の言い方を思わせるところが面白いし またその調子に乗るようにして下五が6音の字余りになっているところが一句の余裕っていうのか一句の貫禄になっていると感じました。 七七五のリズムで 細分すれば四三二五五のリズム。 「どかんと二発 能登金剛の鰤起し」というリズムが音読すると リズミカルなのに重厚なんですね。
上田さんも 鰤漁にお出になった事はあるんです?僕は 長崎の野母崎ではシイラという魚を専門に取ってたんですけど夏の漁ですから半年間なんですね。 それ以外はバイクで テント積んでね いろんな所の定置網を回ってたんでで 冬の正月近くになるとやっぱり鰤もあがってくるでしょ。 じゃあ シイラ漁も定置網でそして 鰤も定置…。 定置網とは ちょっと違う。 じゃあ その鰤の定置網というのはどんな方法の漁かこの網を ギュ~ッと あげながらすぼめていく訳です。
普通だったら俳句どっぷりの人は季重なりとか言うんです…季重なりって季語が2つ入ってるって意味で季節の到来を感じたというところが 何か…。 今日 初めてそこが 俳句が盛んなとこだっていうから…。 もう 長崎県で一番 西…まあ 五島列島があるんですけども本土の方では 一番西ですからね。 生活の一種… 中でね酒飲みながらみんな 俳句の同好会同士がねそういう時代でした。 今日は 「鰤」が季語でしたけれども上田さん いろんな魚に親しまれてらっしゃいますよね。