祖母は なぜ突然いなくなってしまったのか?永遠に逝ってしまったのか?それとも 祖母の魂はどこかで生き続けているのか?脳神経外科医のエベン・アレグザンダーはハーバード大学の医学部で多くの手術を手がけてきました。 アレグザンダーは奇跡的に昏睡から目覚め1か月後には回復しました。 臨死体験をした多くの人々がアレグザンダーと よく似た証言をしています。 エベン・アレグザンダーと同じような体験をした人は他にも 数多くいます。
意識が戻ると「まぶしい光を見た」と言う人やパイロットたちは 臨死体験者と同じような体験をしました。 臨死体験とは 命の ともし火が消えようとする時に見る最後の夢なのでしょうか?それとも 死の先に何かがある事を示す しるしなのでしょうか?真実を知るためには「魂」とは何なのかを科学的に解明する必要があります。 ハメロフたちはあるマイクロチューブルで起きた変化が離れた場所にある別のマイクロチューブルに影響を及ぼす可能性があると考えました。
ある科学者が脳の活動パターンによって意識の謎に迫ろうとしているのです。 経頭蓋磁気刺激法を用います。 大脳皮質が 電流にどう反応するのかを調べます。 この神経活動は 大脳皮質のおよそ30%に広がり3分の1秒ほど 続きます。 しかし 今度は周りへの反響は起きずつまり 情報を共有する力こそ意識の重要な要素なのだとトノーニは考えています。 どうやら大脳皮質は それをほぼ理想的に達成できるようです。 地球は 何十億年もの間原子を リサイクルしてきました。
人間の本質は 一つ一つの原子や細胞とは無関係でニューロンのネットワークの状態がその人物を作り上げているとコッホは考えています。 それと同じように 人間の魂とは長年にわたって自分自身を認識しその結果を繰り返しフィードバックしていく過程で生み出されるもので実在するものなんです。 魂が 自己認識の産物だとすれば人間以外の生物にも多かれ少なかれ魂がある事になります。
培養皿の電極はニューロンの活動を記録したりニューロンが 他のニューロンに信号を送る度にカルシウムが放出されるためカルシウムに反応する色素を使うと会話の様子が撮影できます。 その電極は コンピューターを介して小型のロボットにもつながれているためロボットは 半分生きたニューロンで出来た人工頭脳を持つ事になります。