日曜美術館「謎のヌード クラーナハの誘惑」

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この番組のまとめ

ちょっと不思議な世界に大地の上に立っていてスポットライトを受けてるっていうような感じなんですか?あのネックレスが裸体についてるから余計いやらしさを感じるというか。 そんな免罪符はドイツで大々的に売り出されます。 ヴィッテンベルクで司祭をしていたルターは猛然と異を唱えました。 例えば ルターとそれからカタリナ・フォン・ボラという奥さんとの結婚の立会人にもなってますしルターも クラーナハの子供の名付け親になっていたりとかですね非常に密接な関係があったわけですね。

この事は 当時の宮廷夫人というか宮廷の女性たちの非常に挑発的で かつその何かこうフェティッシュ的なこだわりというのもあると思いますし やはり少し危ない ヌードの世界でした。 この大きさからしても恐らく当時は王侯貴族がもともとは書斎 自分だけの部屋をコレクションルームにしていたんですね。 不思議な違和感とは何なのでしょうか?塩谷さんは実際に モデルに絵と同じポーズを取ってもらいました。 更に違和感のある部分が見つかります。

多分 綿のような素材であれば本来の体を隠すような目的には適してるのかもしれないですけどそうしちゃうと随分 現実感が出ちゃうというか透明な事によって逆に裸を意識させて見せてるような感じがしますよね。 塩谷さんは クラーナハのヴィーナスは同時期のイタリアの絵画と対照的な手法で描かれていると言います。 まず イタリアで用いられた一般的な手法です。

中野さん この女性は一体誰なんでしょう?これは 「ルクレティア」というのは古代ローマの女性で当時の…。 この「ルクレティア」の面白いところは窓があって ここに崖があってそうですそういうのじゃないかと。 例えば カラヴァッジョの絵があってその絵なんかはユディトの顔が ほんとに人を殺めているんですからクラーナハの場合は随分不思議な絵なんですよ。